三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2018年2月11日

津市内の農林水産物の生産者、飲食店などで構成されている『津市農林水産物利用促進協議会』!
津市の安心・安全な農林水産物の消費拡大や特産品化を推進し、津市産農林水産物の振興に取り組んでいます!
津産津消をコンセプトに、地元産品の地元消費を推進しながら、津市の第一次産業の活性化に取り組むゲンキさんたちを紹介します!

いきなりの映像ですが、これは津市の農林水産物をなるべく津市内で消費・活用をして、この地域を盛り上げようと活動している『津市農林水産物利用促進協議会』のプロモーションビデオ。
登場しているのは津の恵みPRキャラクター『つ乃・めぐみ』ちゃんです!

 

津市農林水産部農林水産政策課の福田省吾さんに、津市内の特産物についてお聞きしました。

「三重県下の約半数を生産しているキャベツ、梨の『久居梨』『香良洲梨』、
松阪牛も三重県内では、毎年1位2位を争う生産量となっています。
伝統的な白塚の小女子や芸濃のズイキなども、意外と市内の方に知られていないといため、まずは市内の方に津市の素晴らしい特産物を知ってもらい、市内の物を市内で食べてもらうことで津市を元気にしたい・・・その思いから、協議会を設立しました」

『津市農林水産物利用促進協議会』は津市の農林水産物を地元の飲食店などに積極的に使ってもらい、生産の振興につなげようと、2011年に設立。
市内の農林水産物の生産者・飲食店・農協・漁協などが連携して、地域食材の活用に取り組んでいます。

 

協議会に参加し、『津産津消』に取り組む、津市栗真町屋町の『水谷農園』。
こちらではキュウリのハウス栽培を行っています。

「津産津消として、農産物として出荷するだけでなく、キュウリやいちごを加工して、業者にお届けしたりしています」

と、水谷隆さん。

 

こちらが水谷農園の『町屋ピクルス』。
農作物の生産から加工・販売まで、六次産業化を進める水谷農園のオリジナル商品。
まろやか風味やゴマ油風味など、4種類のピクルスを販売しています。
すべて食塩は控えめ、津市内の造酢メーカーと開発した『ピクルス用キュウリ酢』で漬けています。

 

市内の飲食店にキュウリを届けているという水谷さんに同行して訪れたのは、津駅近くにある地産地消がコンセプトのお店『地産地消・創作家庭料理・ポルト』。
津市農林水産物利用促進協議会のメンバーでもあります。
『地産地消』にこだわる理由を、『PORTO』の山口由香里さんにお聞きしました。

「店がオープンした10年前、食品偽装など食品表示の不透明さみたいなものが叩かれていた時代で。
店をオープンするにあたって、お客さまに一番信頼して頂くために『地産地消』を掲げようとしたのがこだわりの理由です」

 

水谷さんのキュウリを使った料理は、大人気の『ピリ辛きゅうり』。
そして水谷さんのピクルスと津市産のチーズが一緒に味わえるオードブル。

 

こちらは試作品の『キュウリ入りぎょうざ』!
加熱してもキュウリのしゃっきり感が残り、風味もちゃんとします。
味がしっかりついているので、何も付けなくても美味しいです!
これは水谷さんも大絶賛!

キュウリ以外も『PORTO』では津市産の豚肉、野菜、チーズなど、できる限り地元のものを使用。
協議会の協力を得て、メンバーの産品を利用しています。

 

そんな『PORTO』の名物メニューの一つである、チーズオムレツに使用しているのが、こちら『鳥鹿養鶏園』のパイエッグ。
もちろん津市農林水産物利用促進協議会のメンバーです。

『鳥鹿養鶏園』の伊藤徳仁さんに、卵の特徴についてお聞きしました。

「こちらの養鶏舎では抗生物質や抗菌剤などを一切使用せずに、自分の所で
配合したエサを与えています。
あと、水にもこだわっています」

 

黄身が特に濃く濃厚な味わいであること、そして鮮度が良いことの証明として、爪楊枝を刺すと・・・黄身が崩れません!

『津産津消』という取り組みによって、どんどん津市の農産物から飲食店から、食という部分から津市を盛り上げていきたいと思っています。
・・・と、伊藤さん。

 

さらにこちらは、畑の中に建つ直売所『アグリピア垂水』。
販売しているのは基本的に、この前の畑で採れた農作物。
他に4軒ほどの農家さんに協力してもらっています。

「年間を通して、30〜40品目を作っています。
一部のどうしても必要な分をのぞいて、ほとんど農薬は使っていません」

と、下井弘さん。

 

『アグリピア垂水』では、津市のみなさんに、もっと地元の野菜を食べてもらおうと携帯メールを使った宅配サービス『水曜宅配(すいよう・たくはい)』を行っています。

 

毎週月曜日、登録会員に向け、収穫を迎える野菜をメールで連絡。
翌火曜日の正午までに注文を受付け、水曜日に直接配達する仕組みです。
市民に、地元の新鮮な食材を、直接届けて、そして、使ってもらう。
津産津消の輪は、ここからも広がっています。

『津市農林水産物利用促進協議会』では、その他、地元高校生と津市の農業を考える団体が一緒になって、学校給食の献立を開発するプロジェクトや市外・県外での農林水産物のPRイベントの開催など、津市産食材のさらなる消費拡大を目指して様々な取り組みを行っています。

「津市には素晴らしい農林水産物がたくさんあるのですが、ありすぎて認知がされにくくPRもされにくかったという現状がありました。
そのため『つ乃・めぐみ』ちゃんとい、津市産の農林水産物全てをPRするキャラクターを誕生させたのです。
今後『つ乃・めぐみ』ちゃんを中心に、津市産の農林水産物が市外、それから日本全国に広まっていって、農林水産物、一次産業に携わっている方々の励みになってもらい、一次産業が活性化していってほしいと思っています」

と、福田さん。

みなさんも、津市の食材を味わってみませんか!?